30代独身女の転職活動記(ハローワーク ワークナビ編)

「転職するぞ!」

そう意気込んだ時に真っ先に思い浮かぶのがハローワーク

都会であれば(後に書くつもりではいるけれど)転職サイトや転職エージェントなど活用方法は様々だけど地方在住の場合そうはいかない。とにかくまずはハローワーク、私の場合は特にハローワークくらいしか選択肢がないんです。

 

 

実はこれまで何度かハローワークには行っていて、PCで求人検索もしたことがある。だがそれまでだった。

 

なぜか。

 

今の会社は求人票の条件だけみれば地方の中小企業の事務職にしてはまだマシな方で、自分が検索したタイミングではそれ以上が出てこなかったから。

 

例えば年間休日。

公には117日(土日祝休み、但し第5土曜日は出勤有)となってるけれど、蓋を開けてみればサービス残業・休日出勤の嵐、有給なんぞ滅多に取れないので年間休日は100日を切るんです。

それでも若かりし頃の私は最初の職場よりは日付が変わらないうちに帰れるだけマシだ、会社をどこかで信じていて、自分が頑張れはせめて給料くらいは上げてくれるんじゃないか、人が1人2人辞めた時はさすがに誰か雇ってくれるだろうと思っていた。大馬鹿だった。

 

随分長い間から目が覚めた、心身共に余裕が出てきたところで今回もまずはPCでの求人検索から。せっかく転職するのだから今の条件より良いところの方がいい。

とりあえず同じ職種(事務職)で正社員、現在の月給+10,000円、土日祝日休みで検索してみた。

 

やっぱりない。

 

ではとりあえず休みたい。土日祝休みは譲れないな、休み重視で検索してみた。

 

そもそもない。

 

そしてじゃあ事務職だけでどうよ?と検索した時にようやく気が付いた厳しい現実。

おっ!これは・・・!と思って開くと必ず出てくるこの単語。

 

1. 学歴問題

「大学、大学院卒以上」

高校スポーツ推薦入学、専門学校試験なし

学生時代、勉強をすることを怠った代償が今ここに。

 

2. 年齢問題

「30歳まで キャリア形成のため」

耐えに耐えに耐えてきてやっと!と思ったらこれ?

仕事にまで期限つけられたらこの先辛すぎるっす・・・。

 1番多いのが35歳かな。

これは範囲内だけどギリギリで後々ますます焦ることとなる。

 

上記2大問題以外の求人になると

月給も少なければ休みもボーナスも少ない

月給が今より少し高いがボーナスがない、休みも10日以上少なくなる

休みが3日ほど多いが給料が今より少なくボーナスも少ない

どれも嫌々とはいえ積み上げてきた11年のものを壊してまで働きたいと思える条件ではなく、うちってまだマシなのかもしれない、自分の学歴と能力を考えたら今の職場が妥当なのかも・・・とまた同じことを考え、打ちひしがれて帰りそうだった(実際外まで出た)が、なぜかわからないけど今このまま帰っちゃいけない気がして、来た道をスタスタと引き返す。

 

「在職中なのですが、転職の相談って受けてもらえるのでしょうか?」

 

あのものっっっっっっすごい話しかけにくい雰囲気の受付で初めて人に話しかけ、人間観察をしながらひとまず待つことにしたのでした(続く)